瓦屋根の小さな破損やずれは、自分で修理できる場合もありますが、作業にはコツと注意が必要です。
この記事では「瓦 自分で修理」を成功させるための具体的な方法や、リスクを最小限に抑えるポイントを解説します。
修理に必要な道具から安全対策までをまとめてご紹介します。
まず、修理には保護手袋、瓦用接着剤、金づち、そして瓦の交換用部材が必要です。
修理の流れとしては、破損やずれた瓦を慎重に取り外し、周辺の土や古い接着剤を除去した後、新しい接着剤で固定し直します。
作業時には力を入れすぎず、周囲の瓦を傷つけないよう注意しましょう。
瓦の自分で修理を行う際には、以下の安全対策が重要です。
これらの点を守ることで、作業中の事故リスクを大幅に軽減できます。
自分で修理することはコストを抑えられる大きなメリットがあります。
しかし、修理に不慣れな場合、瓦の位置や密着が不十分で再度破損する恐れがあるため、少しでも不安があれば業者に依頼するのが安全です。
特に、広範囲の修理が必要な場合は、専門業者に頼む方が結果的に費用を抑えることにもつながります。
瓦の修理は小さな破損であれば自分でも可能ですが、安全対策と基礎知識が必要です。
作業前にしっかり準備を整え、無理のない範囲で修理を行いましょう。
瓦屋根は耐久性に優れていますが、強風には注意が必要です。
強風による瓦の破損や落下は、建物や周囲への被害を引き起こす可能性もあります。
この記事では、瓦の強風対策をテーマに、事前に行える具体的な対策やメンテナンス方法について詳しく解説し、瓦屋根をしっかり守る方法をお伝えします。
瓦屋根は耐久性と断熱性が高い一方で、風の影響を受けやすい特性があります。
強風時に瓦がずれたり落下すると、屋根材だけでなく下地材へのダメージも発生しやすく、修理費用が大幅にかさむことも。
特に台風や季節風の強い地域では、強風対策は必須です。
瓦屋根の強風対策には、以下の方法があります
これらの対策を行うことで、強風時の被害リスクを大幅に減らすことができます。
強風対策には日頃のメンテナンスも欠かせません。
定期的な点検で瓦のズレやひび割れが見つかれば、早めの修理を心がけましょう。
また、目視での確認が難しい場合は、専門業者に依頼し、確実にチェックしてもらうことが安心です。
強風に備えた瓦屋根の対策は、建物を守り、長期的に維持するために不可欠です。
防風金具の設置や定期的なメンテナンスを取り入れ、安心できる住まい環境を整えましょう。
元日からの大地震で能登をはじめ石川県、特に北陸地方の屋根は平瓦が抜け落ち大変なことになっております。
困っている住民の方の弱みに付け込んで屋根に上がり、ブルーシートだけ掛けて高額な代金を請求する悪徳業者や、自社施工と偽り、下請け業者に手抜き工事をさせ、収益目的で料金を上乗せし、マージンを受け取るだけの瓦屋と称する潜りの業者が震災で被害を受けた住宅へたくさん出入りするのを富山県でも目にします。
令和4年1月1日から瓦屋根の緊結方法が強化され「瓦屋根基準設計・施工ガイドライン」が義務化されたなか、未だに銅線、ステンレス線等で冠を留めたり、端口瓦、袖瓦、冠瓦にビス留めしていない業者が大勢います。
業者選びの際に「全日本瓦工事業連盟」に加盟しているか必ずご確認ください。
通称「全瓦連」に加盟している工事店であれば、良質な施工、適正な料金で瓦屋根工事をおこなってくれます。
『そんな団体に加盟してなくても瓦仕事は大丈夫ですよ!』と言葉巧みに言って営業してくる業者さんにどうか騙されないよう気をつけてください。
もちろん、無所属でも信頼おける瓦工事をしておられる職人さんもいらっしゃいますが。
いずれにしても即決注意!契約する前にしっかり確認を。
お世話になっている富山瓦工事業共同組合の老舗瓦屋さんに色々話を聞いてきました。
今後の瓦業について
神社、仏閣について
本葺きについてお聞きした時に本葺きの瓦の実物を見せたもらい、あまりの大きさにとても驚きました笑
1枚で普通の瓦の4枚分くらいはあるんでないでしょうか。
春にお寺の葺き替え工事があるということで、お手伝いさせていただくことになりました!
大大先輩である親方に『一般住宅だけでなく、こういった神社やお寺の瓦施工の技術を若い人達に伝えていかないといけない、今後はあなたたちがやっていかないと工事できる職人がいなくなる』と言われ、嬉しさと使命感みたいな想いが体から湧き出ました!
グラム瓦工事は全員日々進化し、新しいことにも臆せず取り組み、古き良き日本の伝統も受け継ぎ、瓦工事に精進していきたいと思います!!
石川県輪島市にあるお寺さん300坪の養生をしに5人で行ってきました。
元日の大地震により棟も崩れ落ち、落下により瓦も大量に割れ、抜けもひどく、県内の瓦屋さんが回れないということから隣県へ応援要請で、グラム瓦工事にご縁があり行かせてもらいました。
現地では想像の遥か上をいく悲惨な状況でまだ断水も続いております。棟部や大量に割れた平部はシート養生し、100枚以上落下した瓦の部分を差し替えてきました。
地震が起きてから2か月近く、住職さんと奥さん、檀家の方々はどこの瓦屋さんも来てくれずとても不安だったと思うのに、お昼時に温かいうどんとおにぎりを用意してくださいました。こちらのほうが人間の温かさをいただく感じになってしまい、早く断水等が改善され復興を願うばかりです。
シート養生で多少、雨漏りは収まると思いますが完璧に全てを解決できたわけではありません。現地の瓦屋さんが工事に行けるのであれば早急に対応願いたいです。
グラム瓦工事はいつでも工事に行ける準備、心構えはできております。被災地の方々に早く明るい明日が来ることを願います。
株式会社グラム瓦工事一同
予算 | 無し | |||
施工日数 | 1日 |
上市町のお寺の本堂の隣の蔵を瓦工事させていただきました。雨漏りがひどく瓦の劣化などもひどかった為、瓦を新品にする葺き替え工事とさせた頂きました。
実際にはぐってみると下地の損傷がひどく瓦桟も腐っていました。新たにベニヤ板、その上に防水シートを貼り、瓦桟を打ち付け、53版瓦をステンレス製の釘で留め付けて、棟はガイドライン工法にて行いました。
10坪ほどの小さめの屋根だったため3人で三日間で完工しました。三日間晴れが続き、とても気持ちよく仕事ができました。
お客様にも大変喜んでもらい、後日雨漏りが解消されたとのご報告も受け、仕事をやった甲斐がありました!
グラム瓦工事にお仕事を依頼していただき、ありがとうございました。
予算 | 330,000円 |
施工期間 | 3日前後 |